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1月3日 家庭訪問
ニュートピアに通う生徒を抱くカマウさん。カマウさんは子供達にとても好かれている
ニュートピアに通う生徒を抱くカマウさん。カマウさんは子供達にとても好かれている
カマウさんは昨日眠れなかったそうだ。今日、もう一度話をした。ケニアでは子供を叱るとき、叩くことが一般だという。家庭でも、もちろん他の学校でも例外はない。教師が鞭を持って授業をする国である。口頭だけの注意では子供は侮り、注意を注意と受け止めないという。社会がそうである以上、それに従わなくてはならない。そういえば昨日、叩かれた少年と回りの子供達の反応に違和感を覚えた。叩かれた少年は落ち込んだり反省する様子も見せずに笑い、他の子供達も雰囲気が悪くなるわけでもなく、変わらず遊び続ける。叩かれた光景にオレはなんとも言えない不快な気分だったが、子供達はシャアシャアとして遊んでいた。叩かれることが普通の怒られ方だという所以であろうか。

ケニアの文化に精通していないため、カマウさんの言い分をすべてを理解することは出来ないが、今日話したことでサイト作成に取り組める状態にはなったかな。もちろん考え方やスラムのことを、もっと深く知りたい気持に変わりはない。それには時間がかかる。このサイト作成プロジェクトに関わっていくうちに、理解が深まっていけばいい。

スラムの子供達は大興奮で写真をせがむ
スラムの子供達は大興奮で写真をせがむ

今日、カマウさんとスラムを歩いた。家庭訪問だ。テツさん、ガスパールとともに訪ねた。スラムを歩く外国人に子供たちは笑って、叫んで大興奮だ。50〜60人の子供が後ろを付いて来る。時折差し出される小さな手を握って一緒に歩けば、その子は得意満面の表情となる。そしてときどきオレの顔を見上げては、嬉しそうにニコニコ笑う。一人と手をつなぐと、あちらこちらから手や腕を捕まれる。一気に10人くらいと手をつないでいる状態だ。そんな様子を写真に撮ろうとカメラを出せば、撮れ撮れと大はしゃぎ。フラッシュには大歓声。ただカメラを向けることに、ためらいを感じてしまう。オレは子供達がカワイイから撮ろうと思うだけ。それでも、スラムの住人から見れば、金持ちが貧乏人を物珍しく撮っているように思うのではないか。こう考えると、カメラを出すことですらためらいを感じてしまう。

小さな家に6人の子ども。一つのベッドにみんなで寝る
小さな家に6人の子ども。一つのベッドにみんなで寝る

スラムの家の中に入った。驚くべき狭さ。ここに住む人たちは決まって子沢山だから、狭い家が余計に狭く感じる。6畳に満たない家に6人が住んでいるのだ。部屋の中は暗い。どういった表現をすればいいのか。自分の境遇とのあまりの違いに言葉を失う。日本は恵まれている。オレが出来ることは何か。やはり、最初の決断を貫くしかない。


クリスマス用のカラフルな髪飾りを付けた少女
クリスマス用のカラフルな髪飾りを付けた少女

完成間近の展望台。展望台に立てば、遠く山々が見渡せる
完成間近の展望台。展望台に立てば、遠く山々が見渡せる

残念ながら完成には至らなかったものの展望台の大部分ができあがった。あとはオレの帰国後、テツさんとカマウさんが滑り台をかけ、転落防止の手すりを制作してくれる。子供達は新しい遊び場に興味津々だ。こちらが釘を打っていると、ブランコから離れ、何をやっているのかとのぞきに来る。中には手伝ってくれる子もいた。カマウさんは言う。「この展望台から遠くの山を眺めて欲しいんだよな。僕は子供達に山を見せたいんだ。」見上げれば青い空。見渡せば大平原と連なる山。実にすがすがしい。貧困の中でも子供達に希望を持って生きて欲しい。隣で彼方を見つめているカマウさんの願いが聞こえるような気がした。

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