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12月21日 援助とは
昨晩、キャンプサイトのインターネットから年末に合流出来るかもしれないと話していたクサナとリカに送ったメールの返事があった。チケットが取れなかったそうだ。当初から結果は見えていたようなものだったけれど、クサナと里香が来ないことはやっぱりショックだ。彼らとはアメリカの国立公園を一ヶ月かけて巡ったことがある。仲間とキャンプで旅したアメリカ。一人旅とは違う楽しさがあった。彼らが来たらどんな旅になったのであろうかと、サファリではしゃぐ3人の姿を想像した。

今日はサファリの最終日。マニヤラ湖国立公園に行った。どの公園でも水に浸かっていたカバたちが、この公園では陸上で見られるというから期待していたのだが、結局いつも通りの水に浸かった目と鼻だけ見えるカバだった。ところでカバは笑う。大きな口をあけて大笑いする。群れで水に浸かっているカバたちは時々けんかをする。虫の居所の悪いやつが、目前にいるカバの尻を咬むのだ。のんびりと浸かっていたところをいきなり咬まれたカバはたまらない。悲鳴を上げて、文字通り飛び上がるが、それを見たほかのカバたちが笑うのだ。「ワハハハハハ」「アハハハハハ」「ドゥファファファファファ」、どすの聞いた笑い声はしばらく続く。ときどき「ヒー」と吸い込んで笑うカバもいるから愉快だ。ハイエナの甲高い笑い声は不気味なだけだが、カバの観察は楽しい。身体が乾かないように日中は水に浸かり、夜に陸上に上がり草を食すカバの寿命は40年。のんびりとしたカバの日常だ。

昼寝するカバの群れ
昼寝するカバの群れ


ODA(途上国開発援助)によって舗装される予定の道路
ODA(途上国開発援助)によって舗装される予定の道路

アルーシャに向かう車の中でマルチンが言う。「日本人は、タンザニア人に尊敬されてるんだろうね!」国連が世界最貧国の一つと認定するタンザニアに、日本は多額の援助を行っているが、その一環として、アルーシャからンゴロンゴロ国立公園まで道路建設を行っている。未舗装の道路を舗装するODA援助だ。他国で経済援助に活躍する日本の存在を知ったとき、前述したマルチンが言ったとおりのことを感じてもいた。ただ本当に尊敬されているのか?彼の言葉を聴いたとき、はたと考えてしまった。この道路を通っていて、すれ違う車はほとんどいない。すれ違うのは観光客を乗せた車、そして一部の運送の車だ。動脈ともいえる道路建設、つまりインフラ整備が国の発展に欠かせないことは分かっている。また農業と並んで、観光収入がこの国の重要な財源となっていることも知っている。それでも、だ。それでもほとんどの国民が車を所有していないこの国への、現時点での道路建設援助に疑問を感じてしまう。

今、飢える人々が多く存在するこの国で、早急にしなくてはならないことは他にないだろうか。たとえば、砂漠化を食い止めるべく植林の指導。多くの小作農民に自立を促す農業の指導。農村への水道の整備……。彼らのつぎはぎだらけの服装、仕事を求めてさまよう姿、物乞いする子供たちが頭をよぎる。必要とされる援助は何なのか。建設現場で踊る鴻池の文字と、小松のパワーショベルを車窓から眺めながら、国としての日本がすべきこと、また個々の日本人ができることを考えていた。

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