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12月20日 ハザベ族
昨晩、オレが酒を盛んに勧めたロキシーが二日酔いになった。吐くほどの二日酔いだから、よっぽどだろう。彼女は一日中復活しなかった。罪悪感を感じる。

ハザベ族の家
ハザベ族の家

ロキシーを車に残し、ある狩猟民族の村を訪ねた。定住しない彼らに、村という言葉は当てはまらない。彼らがその日たまたまいる場所に行ったというのが妥当だろう。スワヒリ語でハザベ、英語でHADSと呼ばれる彼らは狩猟生活を続ける民族だ。半裸で暮らす彼らは、家畜を飼ったり、作物を育てることは一切しない。獲物を求めて移動するため、たいていは家を作らず、木の下に獣の皮などを敷いて寝る。ただ、いまの時期は雨が多いといい、今回訪ねた場所では大きな葉を束ねた家をこしらえていた。

狩猟民族ハザベ
狩猟民族ハザベ

彼らの獲物となるのはディクディク(牛科。体長30センチメートル)やウサギといった小さな動物から、シマウマのような大きな動物までに及ぶ。またサルも好んで狩猟する。サルの肉は彼らの大好物だ。サルは群れで行動し、その中でも家族の結びつきが強い。家族の一員が何らかの理由で死ぬと、その遺族がいつまでも泣き叫んで悲しむという人間に近い感情を持っている。そういった彼らを狩るとき、ハザベ族たちは何を感じているのか?聞いてみたかったが、機会を逃してしまった。


日中、男は武器を作る
日中、男は武器を作る

彼らは独自の言葉を持つ。普段我々が使う発声に加え、「チッ」「キックゥィ」「※□∵&%★§◎」などといった文字化しようのない舌や唇を打ち鳴らす言葉も使う。日中、男女は完全に分かれて一箇所に集まって座っている。肩を並べるのは、夜に夫婦で寝るときのみだ。狩猟に出ているときを除いて、男は武器を作る。弓を磨き矢尻を磨ぐ。獲物を仕留めるために毒矢を用いるが、その毒を植物から集めるのも男の仕事だ。女はイヤリングやブレスレット、ネックレスといったアクセサリーを作っている。こういったアクセサリーは自身を着飾るため、また我々のように訪問した観光客に売りつけるためでもある。時折、村の人間からマイス(ホワイトコーン)など作物を買うときもあるため、現金収入が必要なのだという。また、女は料理もする。火で焼くだけの料理のほか、スープのように煮込む料理もある。

どの民族にも友好的で、また捕らえた獲物を同部族の違うグループにも分け合うという彼らの表情はとても明るい。彼らの踊りを見た。手をつないで円を作り、その中央に一人の男が陣取って指揮を執る。彼の掛け声や動き、歌にあわせて、周りのものが調子を合わせ、つないだ手を前後に振りながら、足でリズムを打ち鳴らす。「マイムマイム」にもある踊りのように、周りのものが中央めがけていっせいに集まるパートもある。ダンスをしながら歌う彼らの歌には寂があった。中央の一人が、哀愁を漂わせて高らかに歌うソロパートだ。なかなかの聴きごたえ。

3時間ほどの短い訪問ではあったが、貴重な経験となった。

ハザベ族の少年
ハザベ族の少年

ハザベ族の訪問をアレンジしてくれたのは人口3400人の村Qangdendの村長ジュリアス。この村の人々は電気の引かれていない、泥で作った家に住む。水道も引かれていないので、水は湧き水を汲みに行く。水を入れたバケツを頭に乗せ、あるいは自転車で運ぶ。着ている服はつぎはぎだらけ。この人たちに何か手助けはできないか。

14歳になるというこの村の女性と話した。とてもきれいな娘で、並んで写真を撮った。彼女にその写真を送ると約束した。写真に合わせて、コウタロウがくれると話していたサッカーボールも送り、村に二つあるという学校に届けてもらおう。この国の人たちは大人から子供までサッカーが大好きだ。女性に人気があるというバレーボールも送りたいな。夕暮れに泥で作った家々が赤く染まる。夕日に照らされた人々がまぶしそうに行き交う姿を見ながら、そう思った。

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