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UGANDA で心臓病を患うという事。

クリスマス前は例年治安が悪くなるので(去年は長年育ててきたヤギを12月21日に盗られました。)、12月14日から夜中大きな子ども2人と私が交替で不寝番を始めました。. 当初男の子が2人深夜12時まで、そしてその後朝までが私。その後クリスマス前に来てくれたボランテァの男性が11時から午前2時までを見てくれるようになり、私はその後を。

12月25日2時AM.目覚ましで飛び起きて服を着たとたん転倒。座ってじっと眩暈の治まるのを待っても胸部が痛むばかりでなかなか止まらない。数分してなんとか歩けるようになり、OFFICEまで這うようにしていき、ボランティアの人と交替する。それが事の始まり。

例年12月25日から1月1日はホームにとって一番忙しいお祭りシーズン。でも今年私はほとんど何も出来ず、その時来てくれていた大ベテランの朋子さん他4人のボランティアの人にまかせっきり。ほとんどずっと寝たきりで、タイミングが悪いことに車もギアの調子が悪く動かない。乗り合いタクシー(5人乗りのカローラに8〜12人詰め込む)を使って25km離れたチョテラの町の病院まで行く自信もない。

1月6日と8日に容態が悪化し、已む無くTAXIをチャーターしてもらい、キョテラへ。 そしてそこではどうしようもなくさらに北へ70km行ったマサカ市の検査設備の整った私立病院へ。そこで心電図、血液検査をしてもらい、心臓の血管が詰まっていることが判明。その検査結果を持って、すぐ近くの国立病院(ここには、検査機器がない)へ。そして入院。

その金曜日から、注射、点滴、薬漬け。医者には最初に見てもらっただけで、その後月曜日まで回診はなし。その間まる3日間、しゃっくりが止まらず苦しく、おまけに熱が39度を超えても看護婦は何の手当てもしてくれず、日曜日已む無く看護婦が指示する薬を見舞いの人に病院の外の薬局に買いに行ってもらう。

月曜日昼前、やっと医者が回診に来、さんざ文句を言って他所の病院に移るからと自主的に退院。注射を10日間打ち終えた頃から体調も回復して来、なお5種類の薬を飲み続ける毎日。

1月25日(月)、前日マサカ市に泊まり、未明6.00AMに出発。前日ギアボックスを取替え何とか又走るようになった。トヨタ・カリブを慎重に運転し、8.30AMに国立ムラゴ病院に到着。が既に70席ほどの待合席が一杯。受付に行くと、今日はドクターが1人しか来てないので、今日中には診てもらえないので水曜日に出直して来い!とのこと。翌火曜日は24年前に現大統領が長いゲリラ戦の末、政権を奪取した"解放記念日"で祝日。やむなく受付の人の「水曜朝7時に来たら診てもらえる」と言うのを信じて出直すことに。

27日(水)、きっちり7.00AM着。それでも14番目。看護婦他のSTAFFが出勤してきたのが、8時30分。ドクターは9時か10時ごろ出勤して、それから入院患者の回診、その後外来を診だす−とのこと。結局、心電図の順番が回ってきたのは1時。その次のエコーが2時半。そして、医者の説明があるかとさらに1時間待ち、名前を呼ばれて受付の人に検査結果の入った小さな封筒を渡されておしまい。まさに8時間半の1日仕事でした。

ずっと待っている間に気がついたのですが、このウガンダ心臓研究所は、国立病院の建物の中にあるものの、その実、“有限会社”になっており、その料金はマサカ市で高いと評判の私立病院で心電図が30,000シリングだったのが,ここでは,50,000シリング。心臓のエコーが120,000シリング。トータルで、170,000シリング。 その合計額はNEWTOPIAの先生のほぼ2か月分の給料に匹敵。それプラス多くの患者が遠方より5時間も10時間もかけバスに揺られてやってくる。当然宿泊費も含め諸経費が4万シルから7万シルはかかるのだろう。思うに、カンパラまで来て検査も受けれず、ちゃんとした治療も受けないまま死んでしまう心臓病患者は全体の半数は優に超えているのではないのだろうか?

2010年2月2日 火曜日   国立マサカ病院のすぐ近くの新居で

<追記>
ウガンダでは、国が運営する病院では原則医療費は無料。でもそれはあくまでも建前で、実際は診察してもらっても薬がなく、病院近くの薬局で買うように言われる。入院したときの注射器、点滴のチューブ・注射針も自分で買いに行かなければ何もしてくれない。そしてそれらの薬局を経営してるのが病院関係者の身内ーということも。中央政府、保健省から地方の病院に大量の薬が供給されても、その何割かは医者を初め病院スタッフによって横流しされているのは、周知の事実。この原稿を書き終わった先ほど入ったNEWS。目と鼻の先のマサカ病院の倉庫(薬)が火事で消失したとのこと。証拠隠滅でよくやる手だ!−とは、ご近所の井戸端会議。

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